これくらい平易な言葉で、書けたらなぁ。
絡みづらい内容でスマン。しかし俺は黙らないぜ。
いわゆる電源三法は、電気料金から一定の金額を取り、その金を発電所のある自治体に交付する仕組みを定めている。
東電の賠償が巨額になるため、この電源三法うち、電気料金からの税収(電源開発促進税法)をアップさせて、賠償にあてる方針である、と報道された。
現実的に見て、賠償の一部が国民負担となるのは仕方がないとして、安易にこの法律を利用するのは問題がある。
この電気料金からの税収の大部分は原子力発電所の設置・運営対策のために使われている。
今回の賠償にかかる費用をこの枠組みにプラスして考えているとすると、新規の原発に対する交付金の見直しが無いまま、賠償額をさらに上乗せ、という形となる。
原発関連の予算をそっくり確保したまま、賠償もさらにプラスである。
そもそも、新規の原発はストップされて、原発関連の交付金はぐっと圧縮されるはずだ。
この点の精査がなされないままの安易な足し算を提案するあたり、国や役人は原子力推進を変えるつもりなど無いと見える。
だいたい、電源三法の対象は、原子力、火力、水力、地熱に限定されている。
「エネルギー政策を考え直す」のであれば、電源三法の対象には、再生可能エネルギーへの投資をもっと含めるべきであろう。
そして、地方自治体への交付は、バラマキと利権の温床であり、潤うハズだった地方にとって、必ずしも良い形とはなっていない。真に地方にとって必要なのはどういう金なのか、その事から電源三法を見直すことが必要だろう。
精査し、枠組みを変え、法律を変えたあとに、やはり「賠償をしつつ未来を見据えれば、これこれ程度の費用は必要なのだ」という事でなければ、到底納得などできない。
じゃあ、賠償しなくてもいいのかよ、などとは言わせない。現況回復にかかる費用や、風評被害に至るまで、損害については厳しく賠償の対象とするべきだろう。
国や役人はドサクサに紛れ、被害者への賠償を隠れ蓑に、税収をアップさせてやろう、というくらいの浅い考えなのではないか。
文部科学省が言うには、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に従って、福島県内の学校の放射線量を20mSv/年と設定して、これ以下であれば、すべての活動をOK、らしい。
このICRPの勧告ってのは、↓が日本語訳。
http://www.u-tokyo-rad.jp/data/fukujap.pdf
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放射線源が制御できたとしても、汚染地域は依然残りうる。人々がその地域を放棄することなく住み続けることができるよう、当局が必要なあらゆる防護策を講じることが一般的であろう。その場合は、委員会は1 年間に1-20mSv の範囲の参考レベルを選択し、長期目標として参考レベルを年間1mSv とすることを引き続き勧告する(ICRP 2009b, 48-50 段落)。
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文科省は20mSv/年(3.8μSv/h以下)ですべての活動がOK。つまり、19.99mSv/年なら何らもんだいないっすおー!
ってことを言ってる。
福島県内の教育機関、空間線量の計測で、3μとか2.Xμとかはざらにある。事故後もっと高線量だったところもある。
★これまでのモニタリングの可視化と累積試算。
http://d.hatena.ne.jp/oxon/20110426/1303810008
一方で、原発で働いていた女性は5mSvを超えていたことが問題になったり、計画的避難地域は20mSvをめどに、ということがあった。
文科省の発表には、内部被曝が考慮されていない、とか室内の被曝が必要以上に低く見積もられている、とかもちろん問題があるのだけど、とにかく、福島の幼児、児童、学生は、計画的避難地域以上、また、女性原発労働者以上の線量の中で、全面的な活動がOK!!! というのが文科省の方針だ。
おかしいだろう。
だいたい、「当局が必要なあらゆる防護策を講じ」ていないよね。
郡山市は、独自の方針で、学校グラウンドなどの表土を剥ぐ作業をおこなって、線量が0.6μまで下がったと言う。剥いだ土をどこに持ってくか、とか問題もあるけど、こんな措置はたぶん、それほど金をかけずにできる対策ではないか。
1校あたり数十万で、将来のリスクを低減できるならば、安いだろうし、それこそ将来のある子供たちから速やかに「防護策を講じ」られるべきだろう。
防護ってのは、安全側に立った判断が必要だ。文科省の言うように、これが夏休み明けまでの「暫定的」な措置ならば、それこそ、「暫定的」に数値のモニタリングで年間の線量が十分に推定できるまでは、屋外活動を禁止するのが求められよう。
10km離れれば、低汚染の地域があるのが、現状だ。なぜ、屋外活動をずらしたり、移動しての体育を推奨せず、被曝を推奨するような勧告とするのか。
夏休み明け、までの「判断」とやらを待つ間にも、子供たちは被曝していく。
原発労働者の例で、低線量被曝でも白血病が労災認定されている。
国(行政?)は、低線量被曝のリスクを認めながら、一方で福島の子供たちには被曝を良しとしているのだ。
どこかぼんやり原発って嫌だなって思ったら、
こんどこそ、はっきりと、いや、ぼんやりとでもいいから、声をあげていかないか。
タブーにすることは、避けたい。
スマートグリッドでも、オフグリッドでもいい。再生可能エネルギーでもいい。LNGでも。サーマルリサイクルでも。バイオマスでも。こうやりたい、こうやろうじゃないか。言おう。
なにも言わなければ、また、壊れます、汚れます、失われます。俺は、原発に反対です。
「今の状況では新設は難しいだろう」という論調は、
状況が変わったら新設しますよ、というのに等しい。
というか、原発の誘致地の選挙を見ると、誘致に後ろ向きな
候補は非常に少ないらしい。東通、六ヶ所では、反対派の候補者はゼロ(@朝日新聞)。
利権がそらぁものすごいから、札びらで物を聞かすやりかたで、
誘致地は懐柔される。
少ない民意が、大きなリスクの判断をできるのだ。これって独裁の基本じゃねーの。
そもそも、都会と田舎には格差が存在する。
格差を埋めるというもっともな方向性と、汚染や被曝のリスクを
トレードオフするのは、あまりにも卑怯ではないか。
そもそも欠陥だらけの電源三法なのだから、
その仕組みは変えて、少なくとも電源地への利益分配の基本姿勢は
変えず、用途や、対象を組み替えるべき。
あと、福島県の学校は20mSv/年(3.8μSv/h)の被曝はオッケーオッケーってことに
したらしいが、強く反対する。すぐにも学校の除染はできないのか。
大体、「個別被ばく管理区域」(2.3μSv/h以上)に相当する学校は非常に多い。
守りたいのは誰なんだ?!賠償額を減らしたいとしか、思えない。
5000ベクレルで稲の作付けOKも同じにおいを感じる。
原子力発電所が柏崎市財政に与えた影響
http://www.jichiro.gr.jp/jichiken/report/rep_aichi33/03/0324_ron/index.htm
原発停止で税44億円見込めず、福島県が苦慮
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110420-OYT1T00024.htm
エネルギー政策の転換に向けた孫正義の会見
http://www.ustream.tv/recorded/14195781
時として、正義を通さなきゃいけないないときがある。01:13頃
禿げたナウシカか。
自立エネルギー計画日記
http://water-planet-e-home.blog.so-net.ne.jp/
「人の欲望だけが、具体的に世の中の進歩をドライブさせる」
城南信金脱原発宣言
http://www.youtube.com/watch?v=CeUoVA1Cn-A
日弁連 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」
に関する会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110422_2.html
風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算
http://www.asahi.com/national/update/0421/TKY201104210510.html
何万年も管理が必要なゴミを出しつつ、その管理コスト、廃炉コストや、なにより事故のリスクを算定せずに進めてきたウラン原子力発電なんて、時代遅れだろう。
原発推進のスキームが産学官民を包括して非常に良くできた仕組みだからこそ、汚染リスクを無視しての、ここまでの拡大があったのだから、今後は再生可能エネルギー利用へ、このスキームを利用したらよろしいがな。
電源三法を流用すれば風力発電やらの地方誘致は原子力施設よりたやすいであろうし、地方の雇用創出や資金環流は、原子力と同様に確保できる。それに労働者の被曝リスクは無くなる。
御用学者は競って風力発電やらの優位性を研究すればよろしいし、大企業は進んで再生可能エネルギー利権に群がればいい。
大規模風力発電のコストは10~14円/kWh、原子力発電のコストは8.93円/kWhと一見原子力発電にはコスト面での優位性が有るようにも見える。
しかし、このコストにはセットとなる揚水水力発電、廃棄物処理などのバックエンドコスト、莫大な事故処理コストが含まれていない。原書にあたったわけではないが、風力発電のコストは低下傾向にあるらしいので、今後いっそうの競争力が確保できるとすると、消費者も得をする。
第一、誰かが、故郷に居られなくなるリスクなんて、いらないだろ。この狭い島国ならなおさらのこと。
参考資料:
経済産業省、エネルギー白書 2008年版(2008)
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/index.htm
原子力政策大綱見直しの必要性について
大島堅一 2010-9
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
ところでこのあたりでtwitterやってる人って居るのかい?今日ちょっとやってみようかな、と思ったけど、これ以上繋がりやらチェックする場所やら増えると大変なので自重。
世界は狭くなっても、持っている時間は変わらないな。
で、いつもコメントありがとう。
あれはアンドじゃなくてなんて読むの?キャンタマ?
うじゃうじゃいるやん、じゃねーーーーだろ!とか
なぜかキレてました。
まだローマ字はよめないな。
発光めんどうしゅうたろうだっちゃ。
昨日はなんかひさびさに宿無し。
なんか転生した。とうとう5キャラ目。
最近の小僧:ねえ、かあちゃん、この、あみアンドボコっていうのは人なの????
あ、コーイチ、だって!!!
ちょ、覗くなや!!まずいです。。。。
8人でレース。L3確保。ドタバタすぐる内容だがおもしろい。
急にV2にレーサーが集うようになって盛り上がった。
個人的にはV1のプチ防衛が楽しめた。
やっぱレースなだ。
参加者はチェスから有志2名、あフォから6名。レースの方が人が来るんだな・・・あフォは・・・。
次回はお祭り計画中~。
今日の小僧
とうちゃん、ゲームロードするからやってくれない(朝6時)。
はやすぎるだろ・・・。寝かせろ。
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